2022.05.17
- 歯とお口のセルフケア
口呼吸になっていませんか?
みなさんは普段、鼻と口のどちらで呼吸をしていますか?ヒトは本来「鼻呼吸」が望ましいのですが、最近はマスクをする時間が長くなったことで、息苦しさなどから鼻と口の両方で呼吸をする人が増えています。
口呼吸は、運動したときなど大量の酸素を取り込む必要がある場合にはとても有効なのですが、普段から口による呼吸が習慣化してしまうと、虫歯や歯周病といった悪影響を引き起こす可能性があります。一方で、鼻呼吸にはウイルスをブロックするなどいろんなメリットがあることがわかっています。
普段何気なく行っている呼吸に少し意識を向けて、健やかな毎日を送りましょう。
◆実はコワ~イ口呼吸
マスクの影響だけでなく、風邪や鼻炎などで鼻呼吸ができなくなったのをきっかけに、口呼吸が習慣化してしまうことがあります。実際に口呼吸が習慣化することでどんなデメリットがあるのか見てみましょう。
口呼吸をしていると、唾液が乾燥してしまいます。菌の繁殖を抑え込む唾液が乾いてしまうことで、お口の中の菌が増えやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
鼻呼吸をしているときは、鼻の中の毛や粘膜がフィルターのような役目をして、ウイルスや花粉などをキャッチしてくれています。一方口呼吸の場合はフィルターの役目をしてくれるものがないため、ウイルスや花粉などが気管に侵入しやすく、感染症や花粉症の可能性を高めてしまいます。
口呼吸で寝ていると、舌が後方に落ち込んで気道を狭くし、ひどい場合は気道を塞いでしまうこともあります。睡眠時無呼吸症候群のきっかけにもなるので要注意です。
口を常に開けていることで、口を閉じるための筋肉が弱り、ほうれい線が深くなったり、口元がたるんできたりすることがあります。
このように、口呼吸には様々なデメリットがあることがわかっています。対して鼻呼吸では、細菌やウイルス、花粉を体の外に押し出してくれるほか、吸い込んだ空気を鼻の中で温めたり加湿したりして、体に必要な熱や湿気を整えてくれるのです。
◆やってみよう!鼻呼吸トレーニング
とはいえ一度口呼吸が習慣になってしまったら、なかなか鼻呼吸に戻すのは難しいもの。そこで口呼吸から鼻呼吸に戻すためのトレーニングをいくつかご紹介します。
「あー、いー、うー、べー」と発音しながらそれぞれの音に合わせて口や舌を動かします。
あー:口を大きく開く
いー:口を横に開く
うー:口をすぼめる
ベー:舌を出す
これを一日30セット行いましょう。口の周りの筋肉のトレーニングにもなるので、小顔効果も期待できますよ。
寝ているときは自分の呼吸をコントロールすることはできません。唇の両端にテープをハの字に貼ることで、口が自然と開いてしまうのを抑えられます。
口呼吸はイビキの原因にもなりますので、思い当たる方はいびき外来などの専門科の受診をおすすめします。
いかがでしたか?もし口呼吸になっていると感じたら、意識して鼻呼吸にもどすよう、体操やテープなどを試してみてください。しっかり口を閉じて鼻呼吸することで、お口の中の健康も守られます。はなふさ歯科医院には睡眠時無呼吸外来もありますので、気になる方はぜひご相談ください。
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