2021.10.28
- 歯とお口のセルフケア
- 治療と予防歯科
妊婦さんに知ってほしい口腔ケア
妊娠中は、虫歯や歯周病になりやすいって、ご存じですか?
原因は大きく分けると2つ。1つはつわりのせいで歯磨きが辛くなり、十分に歯を磨くことができないため。もう1つは妊娠によるホルモンの変化で、お口の中のばい菌が増えやすい環境になってしまうためです。
さらにお母さんが虫歯になってしまうと、生まれた赤ちゃんに虫歯菌をうつしてしまう危険性も。妊娠中は普段以上に口腔ケアに気を付けて、お口の中のトラブルを予防するようにしましょう。
◆妊婦さんに起こりやすい、お口のトラブル
では実際に、妊娠によってどんなトラブルが起こりやすくなるか、見てみましょう。
妊娠中はエストロゲンなどの女性ホルモンの分泌がさかんになり、その影響で歯周病菌が増殖。歯茎に炎症や出血、むくみが出やすくなります。
虫歯
妊婦さんによっては、食事や間食の回数が増えるケースがあり、それが虫歯や歯周病の原因に。また妊娠によるホルモンバランスの変化によって、唾液の量が減ったり、粘度が高まったりするために、お口の自浄作用が低下して、虫歯のリスクが高まります。
口内炎
つわりで歯みがきがしづらいことや、好き嫌いが増えて栄養バランスが崩れること、またホルモンの変化によって口内炎ができやすく、治りにくい状態になります。
またこのほかに、親知らずの周りの歯ぐきが腫れる智歯周囲炎も、妊婦さんに起こりやすいトラブルの一つです。
お口の中に異常を感じたら、歯科医院で診てもらいましょう。
◆妊娠中に治療は可能?
妊娠中でも、妊娠時期に合わせた治療が可能です。妊娠初期なら、できるだけ治療は行わず、痛みを取り除くための処置だけを行うのが一般的です。
妊娠中期から後期には母体・胎児ともに安定してくるので、ほぼ通常の歯科治療が可能になります。(状況によって例外もあります。)
妊娠中、歯の痛みを我慢するなどの大きなストレスは母体や胎児に影響を与える可能性もあるので、トラブルが起きたら無理せず治療を受けてください。その際、妊娠中であることを伝えるのをお忘れなく。母子手帳には歯の状態を記録する欄もあるので、治療や健診の際に記入をお願いしましょう。
◆妊娠期におススメの口腔ケア
体のバランスや生活環境ががらりと変わる妊娠期。いつもとは違うケア方法で、お口の健康を守りましょう。ここでは、はなふさ歯科医院が妊婦さんにおススメしているケア方法をご紹介します。
つわりによる吐き気で歯みがきが辛い方は、歯ブラシはヘッドが小さく柔らかめのものを選びましょう。そして何か食べた後はできるだけ歯磨きをするように。歯磨きができない場合はうがいだけでもしてください。その時、洗口液などを使うと効果的です。
ガムを噛んで唾液を分泌
ホルモンの影響で減った唾液を補うために、キシリトールガムなどをかんで唾液の分泌を促しましょう。
食事と間食に気をつける
歯にくっつきやすい食べ物や、糖分の高いものや酸性の食品は、ムリのない範囲で避けましょう。また食事はできるだけダラダラ食べないよう心がけましょう。
妊婦歯科検診を受けましょう
妊娠時は、虫歯や歯周病にかかりやすいうえ、歯周病が早産の原因になることも。妊娠がわかったら、妊婦歯科検診を受けましょう。つわりがおさまってくる4カ月ごろがおススメです。
定期メインテナンスでお口の中の健康を維持
2カ月に1度を目安に、かかりつけの歯科医院で定期メインテナンスを受け、お口の中に問題がないかチェックすると安心です。また歯垢の除去やフッ素塗布などで、虫歯や歯周病を防ぎましょう。
妊娠中、お口の中の健康について不安なことや疑問があれば、お気軽にはなふさ歯科医院にご相談ください。
出産までの大切な時間である妊娠期。お口の中を健康に保ち、幸せな気持ちで赤ちゃんをむかえる準備ができるよう、お手伝いをさせていただきます。
岡山市南区浦安本町73-6
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