2021.11.18
- 歯とお口のセルフケア
虫歯になりにくい「おやつ」とは?
みなさん、甘いおやつはお好きですか?はなふさ歯科医院には甘いもの好きなスタッフがとても多く、お祝いごとがあるときなどはケーキやスイーツがよく贈られます。
間食や甘いものが好きという方は、ぜひこのコラムを虫歯予防に役立ててください!お子さんにおやつを食べさせてあげるときの参考にもなりますよ。
↑スタッフの退職祝いに贈られたケーキ。甘いものの誘惑には勝てません。。。
◆甘いお菓子はなぜ虫歯になるの?
虫歯の原因菌は甘いものが大好物で、お砂糖などの糖分をエサにして、お口の中で増殖します。増殖した菌がつくり出す酸で歯の表面のエナメル質が溶け、ついには穴が開き、虫歯になってしまうのです。
つまりお口の中に糖分が長くとどまっているほど菌が増殖し、虫歯になりやすくなるのです。
◆虫歯になりにくいおやつとは?
虫歯になりにくいおやつの条件として「糖分が少ない」「短い時間で食べ終わる」「歯にくっつきにくい」が挙げられます。
例えば、おせんべいやクラッカー、ポテトチップスなどのスナック菓子、砂糖不使用のビスケットやクッキーです。これらは糖分も比較的少ないので安心です。大人の方なら芋、スルメ、チーズ、小魚、ナッツ類もおススメです。よく噛むことで唾液の分泌を促し、虫歯予防につながります。
また甘いものでも、ゼリーやプリン、アイスクリーム、果物などは短時間で食べ終わり、歯にもくっつきにくいので、比較的虫歯の危険性が低いおやつです。
一方、虫歯になりやすいおやつとはキャラメルやアメ、ガム、チョコレートなど。糖分が高いうえに、食べるのに時間がかかり、また歯に付きやすいので要注意です。ドーナツやケーキなども歯の間に挟まりやすいので、虫歯の危険性が高まります。
ただしどのお菓子もお砂糖の代わりにキシリトールが使われているものなら、安心です。なかでも糖分ゼロのキシリトールガムやタブレットなら、唾液の分泌を促してくれるので、虫歯予防の効果もあり、おススメです。
- <虫歯になりにくいおやつ>
- ・おせんべい、クラッカー、スナック菓子
- ・芋、スルメ、チーズ、小魚、ナッツ類
- ・砂糖不使用のビスケットやクッキー
- ・ゼリー、プリン、アイスクリーム、果物
- ・お砂糖の代わりにキシリトールを使ったお菓子やガム、タブレット
- <虫歯になりやすいおやつ>
- ・キャラメル、アメ、ガム、チョコレート
- ・ドーナツ、ケーキ
◆虫歯をふせぐ間食方法
間食の食べ方でよくないのが、「だらだら食べ」です。食べ物の糖分がお口の中に長くとどまるほど、虫歯の原因菌が酸をつくり出し、歯を溶かし続けるのです。糖分が高くて甘いおやつだけではなく、虫歯になりにくいおやつとして紹介したおせんべいなどにも糖分は含まれているので、やはりだらだらと食べないように気をつけましょう。
間食は1日1回にし、長く食べ続けないようにするのが、虫歯になりにくい間食の方法です。
◆食べた後はしっかりケアを
間食をしたあとは、歯を磨くか、ブクブクうがいで口の中をゆすいで、食べ物のカスが残らないようにしましょう。
またキシリトールガムを噛むことで、唾液を分泌して間食で酸性に傾いたお口の中を中和し、虫歯を予防してくれます。
甘いものやおやつは、気分を変えてくれたり疲れを癒してくれたりと、ちょっとした日々の楽しみにもなります。無理にガマンするのではなく、食べ方と食後のケアに気を付けて、おやつタイムを楽しんでください。
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